Sunrise Effects Pedals

ハンドメイドエフェクターや機材にまつわる記事を書いています。

ストラト 再塗装! ~下塗り編~

(旧ブログからの掲載記事)

最近、出張が多くて移動中にブログを更新することが多い。端から見ると、いかにも仕事してそうなサラリーマンです。

 

さて、前回の続き。前回の記事はこちら!

 

sunr.hateblo.jp

前回は下地調整までは終わったので、次は下塗り作業です。

 

木地に着色

この作業は特に必要無かったのですが、ボディの塗装が剥がれて木地が見えたときに、色が着いてるほうがかっこいいかなと思ってやってみました。言ってみれば、「汚れ」を着けるわけです。

 

汚れといっても、ちゃんと染料を使います。今回使ったのはこれ。

 

ポアーステインのブラックとオリーブを混ぜて使いました。

はじめはスポンジを使って着色してたのですが、自然な風合いを出したかったので最終的には素手でやりました。

しかし、おすすめしません。手に染料が着くとなかなかとれないので。

 

そして、着色したボディがこんなかんじ。

 
f:id:solepaz:20171204082744j:image

ひじが当たる部分は黒く汚しました。汚いですねぇ。

 

マスキング

塗装したくない箇所にマスキングをします。ネックポケットにはマスキングしておくべきでしょう。

ちなみに今回はボディの背面にヘビーなレリックを施すためにマスキングしてみました。


f:id:solepaz:20171204083357j:image

これが吉とでるか凶と出るか…。

 

下塗り

この状態でラッカー塗装してしまうと、木材が塗料を吸ってしまい、うまく塗料が乗らないそうです。特に導管の大きいアッシュ材の場合はとの粉で目止めする必要があります。今回はアルダー材なので特に難しいことはないようです。

 

木部用プライマーとサンディングシーラーを使います。


f:id:solepaz:20171204084232j:image

 

プライマーは軽くスプレーして乾燥を待ち、そのあとサンディングシーラーを刷毛で塗りました。

乾燥させながら3回ほど重ね塗りしました。


f:id:solepaz:20171204084522j:image

写真のようにタレができるほど厚塗りしましたが、乾燥さえできれば問題ないです。

このあと#400の耐水ペーパーで水研ぎします。はじめは空研ぎしていたのですが、すぐ目詰まりして研磨できなくなるので、水研ぎがおすすめです。

この工程が本塗装の質に影響しますので、きちんと平滑に仕上げておく必要があります。

 

サンディングした後がこちらです。
f:id:solepaz:20171204084935j:image

 

サンディングが上手くいくと、すべすべした表面になります。

白くなっているところは削りすぎて木地が見えてしまっています。本当はもう一度シーラーを塗るべきなんでしょうが、今回は無視しました…。

 

さて、次はいよいよ本塗装に入ります。